表10 設備スペース計画時の検討項目 |
項 目 |
検 討 事 項 |
内 容 |
施主与条件 |
建物用途・使用目的 |
設備スペースを決定する際に施主が建物を建設する
目的・運営管理体制・将来的な事業計画等を勘案し、ス
ペース計画がそれらに整合すること。テナントビルに代表
されるように貸室面積の大小が直接プロジェクトの成立に
関わる場合、建物所有者にとって設備諸室の面積を最小に
抑え、収益面を増やそうとする。特に小規模のテナントビル
の場合、相対的に設備諸室面積が大きくなるので工夫が
必要。さまざま相反した内容のバランスをとり、スペース
を決定するための最終的な判断の拠り所となる。 |
|
予算ヨサン・設備セツビグレード |
|
将来ショウライ計画ケイカク・リニューアル対応タイオウ |
|
保守ホシュ管理カンリ・使用シヨウ人員ジンイン・時間帯ジカンタイ |
|
震災シンサイ対策タイサク |
|
|
|
|
|
|
自然シゼン・インフラ環境カンキョウ |
インフラの状況ジョウキョウ |
空調用クウチョウヨウ屋外オクガイ機器キキの熱ネツ溜タまり防止ボウシや機器キキからの騒音ソウオンが、自ジ建物タテモノや隣地リンチに対タイして影響エイキョウがないような屋外機器の配置ハイチ。海岸から近い場合、屋外機器が塩害等の影響を受けにくい配置。オクガイキキ |
|
騒音ソウオン・悪臭アクシュウ・外気ガイキ等トウの状況ジョウキョウ |
|
過去カコの浸水シンスイ災害サイガイの有無ウム |
|
塩エン害ガイの有無ウム |
|
|
寒冷地カンレイチ対策タイサク |
|
|
高圧線コウアツセン |
|
|
鉄道テツドウ線路センロ |
|
法的ホウテキ制約セイヤク |
法規ホウキ・指針シシン等トウによる所要ショヨウスペース |
電気デンキ室シツ・エレベータ機械室キカイシツ・ボイラー室シツ・冷凍機レイトウキ室シツ・受ジュ水槽スイソウ室シツ・高コウ架カ水槽スイソウ回マワり等トウは、点検テンケンスペースの法的ホウテキ規定および指導シドウがある。屋上オクジョウ設備セツビ機器キキについては斜線シャセン制限セイゲン等の対象タイショウとなり、また20mを超コえると避雷針ヒライシンでの保護ホゴが必要になる。屋上オクジョウに設置セッチする機器キキは、マイクロ波ハ電送経路・航空路コウクウロ等トウとの関係カンケイが問題モンダイになる場合バアイもある。危険物キケンブツ貯蔵所チョゾウショ・製造セイゾウ所ショ等トウでは、保有ホユウ空地アキチが必要ヒツヨウとなる。キテイトウデンソウ |
|
日影ヒカゲ規制キセイ・斜線シャセン制限セイゲン |
|
マイクロ波ナミ経路ケイロ |
|
航空コウクウ路ロ |
|
危険物キケンブツ |
|
|
|
設備セツビ機器キキのメンテ |
点検テンケン箇所カショ数スウ |
フィルター清掃セイソウ・バルブの開閉カイヘイ等トウの日常的ニチジョウテキにアクセスが必要ヒツヨウな場所バショに対タイするスペースの確保カクホと動線ドウセンを安全アンゼンに確保する。夜間ヤカンのメンテナンスが発生ハッセイする可能性カノウセイのある場所に対しては、照明ショウメイを考慮コウリョする。屋上オクジョウに機器キキを設置する場合バアイ、極キョク力チカラ内部ナイブ階段カイダンおよびエレベータを利用リヨウできる動線ドウセンとする。大型オオガタ機器キキ等トウを設置セッチする地下チカ機器キキ室シツでは、将来ショウライ用ヨウの搬出入イ用ヨウの経路ケイロに十分ジュウブンな注意チュウイを払ハラう。セッチ |
ナンス性セイ |
点検テンケンの容易性ヨウイセイ |
|
点検テンケン時ジの経路ケイロ |
|
搬出ハンシュツ入ニュウ路ロ |
|
更新コウシンスペース |
|
|
|
経済性ケイザイセイ |
イニシャルコスト |
パッケージの屋内オクナイ機キと屋外オクガイ機キを結ムスぶ冷媒レイバイ配管ハイカン長チョウは、屋外機キ設置セッチ位置イチによって大オオきく異コトなる。電気デンキ室シツの位置イチによってケーブル配線ハイセン量リョウに影響エイキョウする。空調クウチョウ機器キキのフィルターの交換コウカン等トウも機械室キカイシツ内ナイの床ユカ置オき機器と天井テンジョウ内ナイ隠蔽インペイ機器キキでは作業サギョウの容易ヨウイさは大オオきく異コトなるため、運営ウンエイ管理カンリを外注ガイチュウするとそのコストに影響エイキョウする場合バアイがある。空調クウチョウ機キ、ファンコイル・パッケージ等トウの設置位置セッチイチについては注意チュウイを要ヨウする。オクガイキキ |
|
ランニングコスト |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
他タ室シツへの影響エイキョウ |
騒音ソウオン・振動シンドウ・煙ケムリ・臭気シュウキ・湿気シッケ |
性能セイノウ要求ヨウキュウの厳キビしい居室キョシツ(寝室シンシツ、役員ヤクイン室シツ、ホール、スタジオ等トウ)と機械室キカイシツの隣接リンセツは避サける。電気デンキ室シツ上部ジョウブに水ミズ場バを設モウけない。 |
|
熱ネツ・漏水ロウスイ・電磁波デンジハ |
|
|
|
デザイン上ジョウの制約セイヤク |
|
外部ガイブ見ミえがかりビに関カンしては十分ジュウブン考慮コウリョする。る。 |
建造ケンゾウ上ジョウの制約セイヤク |
|
荷重カジュウ的テキに問題モンダイとなる設備セツビ(キュービクル・パッケージ屋外機キ・冷却塔レイキャクトウ・蓄熱チクネツ槽ソウ等トウ)は当初トウショから構造コウゾウ設計セッケイ者シャと協議キョウギする。オクガイ |
|
|
建築ケンチク生産セイサンの合理化ゴウリカ |
設計セッケイ・施工セコウプロセスの省力ショウリョク化カ |
日本ニホンにおける設計セッケイプロセスの多オオくの時間ジカンが建築ケンチク意匠イショウ・構造コウゾウ・設備セツビの調整チョウセイ納オサまりに割サかれるケースが多オオく、この点は施工セコウがはじまってからも同様ドウヨウである。この点テンを改善カイゼンする試ココロみとして高タカさ方向ホウコウに対タイして電気デンキ・衛生エイセイ・空調クウチョウの機能的ゾーニングを割ワり当アて、それぞれの交差コウサが極力キョクリョク少スクなくなるようにする試みも欧米では行われている。テンキノウテキ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
フレキシピリティ |
|
生産セイサン施設シセツ・実験ジッケン施設シセツでは施設シセツ内ナイでの活動カツドウ内容ナイヨウが短期間タンキカンに大幅オオハバに変化ヘンカする。そのため実験ジッケン施設シセツや生産セイサン施設シセツの模様替えに対タイしてフレキシブルに対応タイオウすることができるスペース計画ケイカクが求モトめられる。建築ケンチク外部ガイブに配管ハイカン・配線ハイセン・ダクティング用ヨウのメカニカルデッキの設置セッチを行オコナったり、設備セツビの展開テンカイのための中間チュウカン階カイ(メカニカルフロア)を設モウけることなどを考慮する。モヨウガ |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|